おはようございます。

関東地方は先週末には冷たい雨がふりましたが、
今週に入ってから一気に春めきました☆

週末はお花見日和になりそうですね。
(土曜日の天気がちょっと気になりますが)
さて、唐突ですが
本日3月30日は
大安ですよ☆みなさん
ここで前回までのおさらいです
私(わたくし)
夢追いびととして生を受け
帝釈天で産湯をつかい
姓はくるま
名はとらじろう
生まれも育ちも東京葛飾柴又です。
人よんでフーテンのパパと発します。
(ナレーション♪)
フーテンのパパさん
大安吉日には宝くじを
いや夢を
買うのが楽しみだったようなのですが、
前回の大安(3月25日)に
意識高いヒトのブログを読んでから
というもの
宝くじを買う気がすっかり
なくなってしまったのでした、、、
明日から何を夢見ていけばいいの?
そんな途方に暮れてしまったフーテンのパパさんやいかに♪
フーテンのパパ
桜が咲いております
懐かしい葛飾の桜が
今年も咲いております
弟(てい)の身もちまして
いちいち高声(こうせい)に発します挨拶
失礼さんです
ここに改めて厚く今までのご無沙汰のおわびと
お礼を
申し上げる次第でございます
ヴェルナ
お兄ちゃん?お兄ちゃんなの?
今までどこに行ってたのよ、お兄ちゃん!

今年も桜の咲く季節となりました。
この時期になりますと
旅に出ていた寅さんが
いつのまにやらふらっと帰ってくるかのような
そんな寅さんを
心のどこかで待ちわびている櫻(さくら)のような
そんな穏やかで懐かしい気持ちになるので
ございます。
そしてパパはそんな思い入れのある寅さんにあやかって
フーテンのパパさんというキャラを
作りかけましたが、
桜の花びらがいつのまにか散ってしまうように
フーテンのパパさん構想もしずかに
旅立っていくのでした、、、
四谷赤坂麹町
ちゃらちゃら流れる御茶ノ水
いきなネエチャン・立ちしょんべん
白く咲いたが百合の花
四角四面は豆腐屋の娘
色は白いが・水臭いときた!
どうだこれぃ!
よーしまけちゃおう!
さようなら、
フーテンのパパさん
行ってらっしゃい、
フーテンのパパさん、、、

パパ、寅さんを語る
パパはNetflixで「男はつらいよ」をずいぶんと観たのですが、
第2作、続・男はつらいよにでてくる寅さんの師、
散歩先生と
そのお嬢さん・夏子さんのキャラが
一番好きだな~
寅さんって、今で言う
被虐待児・愛着障害児のような過去を
背負ってるんですよね。
映画は喜劇なんですが、
時々寅さんが業のように抱えている心の中の空虚感、
実母からは捨てられ、
大人になってから勇気を奮って会いに行っても冷たくあしらわれ、
実父からは幼小児期から虐待されていて、
そんな両親から愛してもらえなかった無限の孤独感が
どこか垣間見えてしまいます。
そういった寅さんのゆがんでいる部分が原因で、
他人との距離感をまちがえたり、
相手の存在をふみにじってしまったり、
空気を読まずに相手の安心感を傷つけてしまったり、
自分の存在がないがしろにされたと感じると過剰に反応してしまったり、
といろいろ
やらかしてしまいます。
第1作で腹ちがいの妹、櫻(さくら)のお見合いの席に同席した時の寅さんのやらかしっぷりは
正視に耐えられないほどでした。
「親父はね、あたしのことをぶん殴るときにいつも言ってたね。
{おまえはへべれけのときにつくった子どもだから生まれつきバカだ}とよ!
あんちゃん悔しかったな~。
酔っぱらって作ったんだもんな~俺のこと、、、」
寅さんって、周りの多くの人から「おまえはバカだな~ホントバカだよ」とか
「寅みたいなやつに、あんなどうしようもないやつに」なんて
冗談半分、半分本気で言われ続けていて、
寅さん自身も「どうせおいらは、、、」なんて自己肯定感を損ないながらも時々
やくざっぽくふるまうことで
残っている小さな自尊心を必死に守っているようなところがあるんですよね。
「どうせ俺は邪魔者なんだい!
俺は一生この家に帰ってこねえからな!」
そんな寅さんにそっと寄り添い気持ちを共感してくれ一緒に泣いてくれる散歩先生、
そしてそんな寅さんをありのままに受け入れて受容してくれる夏子さん、
お二人のまなざしは優しく慈愛に満ち溢れていて、
まるで寅さんの安全基地のようでいて、
観ていてとっても安心します。
散歩先生も寅さんのことを「ばか者」とよく叱るんですが、
その言い方や文脈からは
寅さんの存在を大事に思っている感がひしひしと伝わってきて、
寅さんも「もっと叱ってください」って
うれしそうに返しているのがほほえましい、、、
寅さんがシリーズを通して、
お別れに際して最も泣きじゃくって悲しんだ人は、
血縁はないけれど最高の師匠であり安全基地でもあった
散歩先生だったようです。
そのような味わい深く、奥深く、愛すべき国民的キャラである寅さんを
一時の思いつきで安易にパクってしまって
すまなかったな、、、
寅さん
いろいろとありがとうよ

散歩先生・・・
人生不相見、動如参与商。
今夕復何夕、共此燈燭光。
人生、相見ざること、
動(やや)もすれば参(しん)と商の如し。
今夕(こんせき)復(また)何の夕べ、
此の燈燭(とうしょく)の光を共にす。
人生において、一度別れた友と再会するのは難しい。
ともすれば、夜空のオリオン座とサソリ座のように、遠く隔たったきり会えないままになってしまう。
それなのに、今夜は何と素晴らしい夜だろう。
君と、この明るい燭台を挟んで相向かい合えるとは。

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